少し昔の世代の人は自分の奥さんのことを「めがみさま」と読んだりします。
国語辞典を開くと、「「山の神」、妻、特に結婚後年を経てやかましくなった自分の妻のこと」と書いてあり、特に怖い奥さんのことを「山の神」といったといわれています。「山の神」が短縮された形がカミさんであるという説もあります。
なぜ奥さんを山の神と呼ぶのでしょうか。一説には富士山を含む日本のやまでは神様の多くは女の神様です。またその神様の多くは怒ると災害を引き起こすという怖い女性であるというイメージが古くからあるそうです。富士山も女性と縁があり、女性が入ってはいけない山でした。富士山はカミが御祭神であり「自分より美しい女性を見ると神様が起こって再び噴火が起きる可能性をおそれる」という説があります。
コノハナサクヤヒメは海辺に大きな御殿をたて、それをすっかり土でぬり固められて、その中へ入り、御殿に火をつけました。火はまたたくまに燃え上がりました。ヒメはその中で男の子を三人産みました。
まず火が燃え上がるときに産まれたのがホデリノミコトさま、火が燃えさかるときに産まれたのがホスセリノミコトさま、火が消えるときに産まれたのがホオリノミコトさまです。三人のみこは、けがひとつ無く、元気に産まれましたが、ヒメはけむりとともに消えてしまいました。コノハナサクヤヒメは、火の中で男の子を産んだことから、「富士山の神様」であることがわかりました。
最初にまつられた「山足の地」は特定の地名を指すのではなく、富士山麓の適所を選んで祭祀を行ったことを示すと考えられています。特定の場所に祀られるようになったのは山宮におまいりされてからあとのことです。
山宮が社が無く磐境を通して富士山を直接おまつりする、古代祭祀の原初形態を残す神社で祭祀形態の変化をうかがい知ることができます
富士山は、噴火災害をもたらすだけではありません。実は富士山は、高く美しい形全部は,富士山の噴火でできています。
富士山は、噴火をする溶岩がでたり火山灰がでます。富士山が噴火したといきにできた溶岩が飛んできて富士五湖ができました。