富士山の形・溶岩

富士山の形

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美しいシルエットをなす円錐形も成そう火山特有の形です。

富士山の火山活動

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富士山は、三階建ての火山と言われています。火山活動が何度もくり返されていて、どんどんふん火した火山に積み重なって大きくなったからです。
こみたけ火山に、小富士火山がかぶさり、小富士火山に、新富士火山がかぶさり、今の形になりました。けれども、2004年に、東大地震研究所の調査によってもっと下に火山がある可能性が出てきました。その火山は、こみたけ火山の下にあるので、「先小みたけ火山」になり、調査が進められています。
先小みたけ火山があれば、富士山は、4階だてと言うことになります。けれど富士山は、まだ活動をつづけている、若い富士山なので五階建てになることも考えられています。

富士山のよう岩

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富士山のよう岩は、どこまで流れていったのでしょうか。富士山のよう岩は、面積でいうと890~940平方キロメートル、香川県の半分ぐらいの大きさまで流れました。よう岩が遠くまで流れていったのは、富士山のよう岩のねばり気が、少ないげんぶ岩だったからです。もし周りに山や湖が、なかったらもっと遠くまで流れていったかもしれません。
よう岩ドームには、3つのタイプが、あります。よう岩ドームとは、ねばり気の強いよう岩が、火口からおし出され、おわんをふせたような形をしていることから、よう岩ドームと呼ばれています。よう岩の、ねばり気の強さや、よう岩のふん出の強さなどによりよう岩ドームの形が決まります。よう岩ドームの形状は、次の3つのタイプに分けられます。
1つ目は、よう岩平頂兵といって上面が、平たんなよう岩ドーム。
2つ目は、火山岩せんといってねばり気が、非常に強く地表に出る前に固まったよう岩が、おし出されてとがったとうのような形になったもの。
3つ目は、せんざいドームといってマグマの圧力で地表は、盛り上がったもののマグマはふん出しなかったドーム状の地形です。

溶岩の密度

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よう岩は空せきのうむや、造岩鉱物の種類・成分などでみつ度がことなります。 鉄などの重金ぞくにとむ鉱物を多く含む容積や、原子配列が密な鉱物は、密度が高いです。 なお、同じみつ度でも、平べったかったり、細長いのは、みつ度が小さく感じてしまうので注意が必要です。 よう岩のみつ度は、大きさや長さでみつどことなるのでよくみる。 よう岩の温度は約6000度にもなるそうです。

昔の富士山の形と今の形 

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富士山は過去に何度も噴火して、そのつど形が変わっています。一番最近の噴火は、約300年前の「宝永火口」と言われる噴火口が出来ました。その「宝永火口」は歴史上ひんぱんに噴火をくり返している活火山なので大きく富士山の形が変わりました。(1回1回ごとに富士山の形が変わった)
富士山はかつて「ツインピークス」でした。いくつかのみねを持っていました。今の富士山は、中央がえぐれていますが、昔の富士山は、えぐれていません。