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2020年6月11日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
富士吉田市指定無形民俗文化財
市内にある市指定無形民俗文化財8件をご紹介します。

小明見富士浅間神社の神楽舞

こあすみふじせんげんじんじゃのかぐらまい

種別:無形民俗文化財
名称:こあすみふじせんげんじんじゃのかぐらまい
指定年月日:昭和44年3月4日
所在地:富士吉田市小明見
保持団体:太々神楽舞保存会

 旧小明見村の産土神である富士浅間神社に伝わり、江戸時代から「クズシ」という組立式の神楽殿を使用し、舞ってきました。神楽は「祝詞」から始まり、不浄祓の舞、幣の舞、四方拝の舞、両剣の舞、宇受売の舞、鉾の舞、槌の舞、扇の舞、洗米の舞、剣の舞、日月の舞、弓の舞と、神話の岩戸開きの様子を表現する神楽です。

小明見の神楽舞(獅子舞)

こあすみのかぐらまい ししまい

種別:無形民俗文化財
名称:こあすみのかぐらまい(ししまい)
指定年月日:昭和48年10月1日
所在地:富士吉田市小明見
保持団体:小明見神楽舞保存会

 宝暦12年(1762)に小明見地区の若者(丸組・下宿組)によって始められ、その後、文政10年(1827)に引廻しの神楽堂が両組若者によって造られ、今に受け継がれています。小明見浅間神社の4月の例大祭には、境内で舞を奉納し、神輿の地区内巡幸にその先導を勤め、神幸の道筋と辻々の祈願所で潔めの舞を舞います。

天神社の獅子舞と馬鹿踊

てんじんじゃのししまいとばかおどり

種別:無形民俗文化財
名称:てんじんじゃのししまいとばかおどり
指定年月日:昭和54年11月30日
所在地:富士吉田市下吉田
保持団体:仲組神楽保存会

 下吉田にある天神社の天王祭において、この神楽が神前へ奉納されます。舞は、通り神楽舞、神拍子ぬのふり舞、鈴の舞、狂の舞、馬鹿踊の五種類です。神輿の先導をし、その道筋と祈願所の辻々を潔め、町中から全ての悪霊を追い払います。神楽の由来は、伊勢御師の手代により、「御神楽辻引之事」という秘伝の巻物と共に伝えられたとされます。

富士山元講

ふじやまもとこう

種別:無形民俗文化財
名称:ふじやまもとこう
指定年月日:昭和61年1月11日
所在地:富士吉田市上吉田
保持団体:富士山元講

 富士講中興の行者食行身禄が入定の際、その最後を看取った田辺十郎右衛門が後に先達になって結成したのが冨士山元講です。例年1月3日の「お境詣」、同月26日田辺家身禄堂にての法会などの活動を行います。中でも災害の有無、農事の豊凶、講中の安全等を占う「焚上げ」の法会は、講活動として中心となる行事です。

松山の獅子神楽

まつやまのししかぐら

種別:無形民俗文化財
名称:まつやまのししかぐら
指定年月日:平成18年8月25日
所在地:富士吉田市松山
保持団体:松山の獅子神楽保存会

 松山の獅子神楽は、松尾神社の例大祭(4月15日に近い土曜日か日曜日)に奉納されています。神輿の渡御の先導をする「道中神楽」のほか、各御旅所において「下がり破」「幣の舞」「狂いの舞」を舞います。それぞれの舞は、省略・変化させることなく、太神楽系獅子舞としての舞の形態と所作をほぼ昔どおりに保って伝承されています。

新屋の獅子神楽

種別:無形民俗文化財
名称:あらやのししかぐら
指定年月日:平成30年4月26日
所在地:富士吉田市新屋
保持団体:新屋獅子神楽保存会

 新屋の獅子神楽は新屋地区に伝承されている獅子舞で、7月25日に近い土曜日(宵祭)と日曜日(本祭)の津島神社の祭礼(祇園祭)で舞われます。獅子舞には「布の舞」、「鈴の舞」、「幣の舞」の3種があり、一連の舞となっています。これらの舞は全て「後ろ方」という胴幕を操作して共に舞う人が伴い、二人立獅子舞となっています。獅子舞の最古の記録としては、天保12年(1841)6月に獅子舞をおこなったことを記したものがあり、少なくとも約175年以上にわたって舞われてきたことがわかります。また、伝承では、宝暦5年(1755)、正一位の神階を下賜され都から戻った漣神社神主と村役人が、祭典の行事として獅子舞を始めたと伝わります。

向原上組の道祖神祭

むかいばらうえぐみのどうそじんまつり

種別:無形民俗文化財
名称:むかいばらうえぐみのどうそじんまつり
指定年月日:令和2年5月28日
所在地:富士吉田市向原上組
保持団体:向原上組道祖神世話人

 富士吉田市の各地区の小正月行事は、十五日正月と呼ばれています。とくに、道祖神の祭りを中心に様々な行事が正月13日から17日にかけて行われていましたが、生業の変化や道路整備などの関係で、古くからの伝統を続けている地区はわずかになってしまいました。その中で市域の向原地区では、旧態を残しつつ現在の社会環境に適応した道祖神祭を行っています。
 向原地区は、大きく上組(上村)と下組(下村)の二つの組に分けられ、かつては二組合同で道祖神祭を行っていました。しかし、第二次大戦後、戸数の増加や様々な事情により上組から下組が分かれて行事を行うようになりました。
 向原地区の道祖神祭の特徴は、セエノカミと呼ばれる道祖神の依代(御神木)を立てること、男子中学生によるオカタブチコウが行われていること、ドンドン焼きが14日から16日の毎晩行われていること、の3点である。現状では、13日~17日の祭日を基本としながらも人手を得やすい週休日を充てた日取りが設定されています。
この祭は、市内だけでなく県下でも極めて貴重な行事であり、この伝統行事を守り伝えていくために、上組も下組も新しい組織を再編して継承に努めています。

向原下組の道祖神祭

むかいばらしたぐみのどうそじんまつり

種別:無形民俗文化財
名称:むかいばらしたぐみのどうそじんまつり
指定年月日:令和2年5月28日
所在地:富士吉田市向原上組
保持団体:向原下組道祖神御神木保存会

 富士吉田市の各地区の小正月行事は、十五日正月と呼ばれています。とくに、道祖神の祭りを中心に様々な行事が正月13日から17日にかけて行われていましたが、生業の変化や道路整備などの関係で、古くからの伝統を続けている地区はわずかになってしまいました。その中で市域の向原地区では、旧態を残しつつ現在の社会環境に適応した道祖神祭を行っています。
 向原地区は、大きく上組(上村)と下組(下村)の二つの組に分けられ、かつては二組合同で道祖神祭を行っていました。しかし、第二次大戦後、戸数の増加や様々な事情により上組から下組が分かれて行事を行うようになりました。
 向原地区の道祖神祭の特徴は、セエノカミと呼ばれる道祖神の依代(御神木)を立てること、男子中学生によるオカタブチコウが行われていること、ドンドン焼きが14日から16日の毎晩行われていること、の3点である。現状では、13日~17日の祭日を基本としながらも人手を得やすい週休日を充てた日取りが設定されています。
この祭は、市内だけでなく県下でも極めて貴重な行事であり、この伝統行事を守り伝えていくために、上組も下組も新しい組織を再編して継承に努めています。

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歴史文化課
住所:403-0032 山梨県富士吉田市上吉田東7-27-1
TEL:0555-24-2411
FAX:0555-24-4665
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