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2020年2月14日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
登録有形文化財
市内にある登録有形文化財5件をご紹介します。

鹿留発電所うそぶき放水路吐口部

種別:登録有形文化財
名称:ししどめはつでんしょうそぶきほうすいろとくちぶ
指定年月日:平成9年1月5日
所在地:富士吉田市旭5-2457-1、5-2462-1、5-4636-1
所有者:東京電力株式会社

 河口湖の水を宮川へと導き,下流で発電の用に供するための水路です。斜面の中腹に石造の坑口を設け、斜面を開渠で流下させる構成です。呑口部と同様に石積みの構法等に時代の特徴が現れており、また年月を経て周囲の景観に溶け込んでいます。

上文司家住宅主屋

種別:登録有形文化財
名称:じょうもんじけじゅうたくしゅおく
指定年月日:平成29年10月27日
所在地:富士吉田市上吉田4-269
所有者:個人

 上文司家は上吉田の御師の家で、上吉田の町が成立した1572年から続く家筋です。敷地は縦に細長く、本通りからタツミチとよぶ通路を入り、長屋門をくぐると主屋があります。主屋には横方向に5室が並び、富士講の人々を迎える客間となっていました。このうちの1室が富士山の祭神を祀る御神前となっています。この主屋の建築年代は幕末から明治初期と推定されます。
 現在、個人の住宅となっており、敷地及び建造物は一般公開されていません。

原家住宅主屋

種別:登録有形文化財
名称:はらけじゅうたくしゅおく
指定年月日:平成29年10月27日
所在地:富士吉田市上吉田6-162
所有者:個人

 原家は上吉田の御師の家で、屋号は「竹谷(たけや)」といい、上吉田の町が成立した1572年から続く家筋です。敷地は縦に細長く、本通りからタツミチとよぶ通路を入り、中門をくぐると主屋があります。主屋の左手には式台をもつ玄関、右手にはナカノクチとよばれる入口があり、それぞれの奥に2部屋ずつあり、富士講の人々を迎える部屋となっていたようです。奥にある渡り廊下を進むと富士山の祭神を祀る御神前があります。

高尾家住宅(絹屋町織物市場)

種別:登録有形文化財
名称:たかおけじゅうたくきぬやまちおりものいちば
指定年月日:平成29年10月27日
所在地:富士吉田市下吉田2-431
所有者:個人

 高尾家住宅は、織物の市が開かれた下吉田の絹屋町にあります。高尾家は問屋を営んでおり、糸を仕入れ、織賃を払って機屋に布を織らせ、それを大阪や東京の問屋に販売していました。住宅は住居部分と店舗部分に分かれ、住居部分は1925年に建てられ、1938年に店舗部分を増築したといいます。

冨士山元祠

種別:登録有形文化財
名称:ふじさんげんし
指定年月日:令和3年10月14日
所在地:富士吉田市上吉田字浅間下1-1
所有者:宗教法人扶桑教元祠

 宗教法人扶桑教元祠の神殿及び拝殿です。北口本宮冨士浅間神社の西側に隣接して建ちます。北を正面とし、平入りで唐破風向拝が付きます。内部に入ると中央が板敷の土間となっており、床は板敷と薄縁敷で、奥に進むと畳敷となり、正面三間の神殿があります。
 扶桑教は、上吉田の御師や各地の富士講を組織して、1873(明治6)年に政府から認可を受けた宗教教団です。冨士山元祠は、扶桑教立教の地に1876(明治9)年に建てられたものです。建立にあたっては、上吉田の大工や信徒など200名以上が手弁当で作業にあたり、部材は地元の木を使い、17日後には上棟式を行っています。
 冨士山元祠は、当初の姿をよく残すだけでなく、富士登山に向かう富士講が内部に土足で入り祈祷を受けることができるようになっているなど、富士山信仰と富士講の歴史と文化を知ることができる貴重な建造物です。

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歴史文化課
住所:403-0032 山梨県富士吉田市上吉田東7-27-1
TEL:0555-24-2411
FAX:0555-24-4665
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