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2020年2月14日 更新 印刷用ページ印刷用ページを開く
市指定天然記念物
市内にある市指定天然記念物17件をご紹介します。

小室浅間神社のカツラ

おむろせんげんじんじゃのかつら

種別:天然記念物
名称:おむろせんげんじんじゃのかつら
指定年月日:昭和44年3月4日
所在地:富士吉田市下吉田3-32-18
所有者:小室浅間神社

 下吉田小室浅間神社の神木で、社殿の北側に生育しています。幹根境の周辺13.3m、根元より9幹に分岐し、目通り幹囲は最大4.4m、枝張り東西21.9m、南北29m、樹高28.5m。樹形は良好、樹勢は旺盛な雄株です。南北朝時代、大塔宮護良親王の首級をこの樹の根元へ葬ったという伝説があります。

獅子岩

ししいわ

種別:天然記念物
名称:ししいわ
指定年月日:昭和61年12月1日
所在地:富士吉田市下吉田6545
所有者:不動尊日代御子大神社

 日代御子大神社は、明治初年の神仏分離以前は不動尊または獅子岩大権現と呼ばれていました。神社の背後にある獅子岩は第三紀西桂層群にあたる桂川累層の一つで、古屋砂岩層の巨大な露出岩です。古くは中央の突出した巨岩を獅子岩(王獅子岩)と呼んでいましたが、今日では左側の岩を女獅子岩、右側の岩を子獅子岩と呼んでいます。

向原のイチイ

むかいばらのいちい

種別:天然記念物
名称:むかいばらのいちい
指定年月日:平成4年9月1日
所在地:富士吉田市向原2-30
所有者:個人

 民家の庭に植栽されたもので、幹の主幹部に腐朽部分は認められず、樹勢は旺盛です。地上1.05mで三幹に分岐し、さらにその上で再び分岐している。根元の周囲3.4m、地上1.05mの幹囲2.81m、樹高16mの雄株で、市内では最大級のイチイの巨樹です。

北口本宮冨士浅間神社のスギ

きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃのすぎ

種別:天然記念物
名称:きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃのすぎ
指定年月日:平成4年9月1日
所在地:富士吉田市上吉田5558
所有者:北口本宮冨士浅間神社

 拝殿の東の裏側に立っており、「富士次郎杉」と呼ばれ市民に親しまれています。社殿の近くに立っているので生長に伴い幹がひさしに食い込んでいます。樹形は良好、樹勢は旺盛です。本樹は、露出根張り17.2m、幹根境の周囲11.8m、目通り幹囲7.8m、枝張り東5.5m、西7m、南7.4m、北9m、樹高30mです。

大塚丘のヒノキ

おつかやまのひのき

種別:天然記念物
名称:おつかやまのひのき
指定年月日:平成4年9月1日
所在地:富士吉田市上吉田5619
所有者:北口本宮冨士浅間神社

 吉田口登山道沿いにある大塚丘は、景行天皇の御代に日本武尊が東征のおり、富士山を遥拝した所と伝えられています。本樹はその丘の上、平坦部の東隅に立っています。根元の周囲4.7m、目通り幹囲3.88m、枝張り東7m、西7.6m、南7.8m、北7.7m、樹高22mで樹形は良好、樹勢は旺盛です。

北口本宮冨士浅間神社のヒノキ

きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃのひのき

種別:天然記念物
名称:きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃのひのき
指定年月日:平成4年9月1日
所在地:富士吉田市上吉田5558
所有者:北口本宮冨士浅間神社

 北口本宮冨士浅間神社拝殿前、向かって右側に立ちます。大きさは露出根張り17m、幹根境の周囲8.7m、幹根境までの高さ1.7m、目通り幹囲7.65m、樹高33mです。2本のヒノキが根元で1本になった合着木で、地上約3mから2幹に分岐し、約12mで再び接合しているところから「富士夫婦桧」と呼ばれています。

上暮地日影のカキ

かみくれちひかげのかき

種別:天然記念物
名称:かみくれちひかげのかき
指定年月日:平成4年9月1日
所在地:富士吉田市上暮地4071
所有者:個人

 白糸町日影のスギ植林地北斜面中腹に立ちます。コルク層の発達は少なく、主幹は真直ぐに伸びています。本樹は根元の周囲2.66m、目通り幹囲2.18m、枝張りは東6m、西5.3m、南6.7m、北8.5m、樹高19mです。本樹のまわりには植林したスギが茂っていて、近くの道路からではほとんど見ることができません。

新倉富士浅間神社のモミ

あらくらふじせんげんじんじゃのもみ

種別:天然記念物
名称:あらくらふじせんげんじんじゃのもみ
指定年月日:平成6年2月1日
所在地:富士吉田市浅間2-4-1
所有者:富士浅間神社

 新倉富士浅間神社の社殿に向かって、左側の西斜面の下部に立っています。本樹は、根元の周囲5.51m、目通り幹囲4.62m、枝張りは東6.6m、西7.8m、南6.5m、北4.7mで、幹は真直ぐ伸長し、樹形は良好、樹勢は旺盛です。市内では大明見山神社のモミに次ぐ巨樹です。

新倉富士浅間神社のヒノキ

あらくらふじせんげんじんじゃのひのき

種別:天然記念物
名称:あらくらふじせんげんじんじゃのひのき
指定年月日:平成6年2月1日
所在地:富士吉田市浅間2-4-1
所有者:富士浅間神社

 新倉富士浅間神社の境内の駐車場の中ほどに立ちます。根元の周囲5.05m、目通り幹囲3.7m、枝張りは東4.6m、西5.4m、南6.7m、北5.6m、樹高25.5mで、樹形は良好、樹勢は旺盛です。地上2.5mで南北に分岐し、分岐部には実生のスギが着生していることから「子育て神木」とも呼ばれています。

大明見浅間神社のコナラ

おおあすみせんげんじんじゃのこなら

種別:天然記念物
名称:おおあすみせんげんじんじゃのこなら
指定年月日:平成6年2月1日
所在地:富士吉田市大明見2-148
所有者:小室浅間神社

 社殿西側に立っている。根元の周囲4.2m、目通り幹囲3.29m、枝張りは東3m、西9.6m、南3.4m、北5.5m、樹高31.5mで、幹は直幹でよく伸長しています。中ほどに空洞が認められ、西方向へやや傾斜しています。枝は上部でよく分岐していますが、切断されている枝が多いです。また、枝にはヤドリギが寄生しています。

中宿山神社のエゾエノキ

なかじゅくやまのかみしゃのえぞえのき

種別:天然記念物
名称:なかじゅくやまのかみしゃのえぞえのき
指定年月日:平成6年2月1日
所在地:富士吉田市上吉田3-9-2
所有者:山神社

 吉田小学校北側の山神社の社殿前に向かって右側の一段低くなっている所に立ちます。路上より見るとあまり太く感じられませんが、根元の周囲3.72mで、目通り幹囲は3.85mあります。枝張りは東9.5m、西5.6m、南4.2m、北6m、樹高18mで、樹形は良好、樹勢は旺盛で、地上3mより大枝2本を含め5本に分岐しています。

中宿山神社のコブシ

なかじゅくやまのかみしゃのこぶし

種別:天然記念物
名称:なかじゅくやまのかみしゃのこぶし
指定年月日:平成6年2月1日
所在地:富士吉田市上吉田3-9-2
所有者:山神社

 吉田小学校北側の山神社の社殿前に向かって右側の一段低くなっている所に立っています。根元の周囲2.66m、地上1.4mの幹囲3mで、南北2幹に分岐している。南幹の幹囲2.12m、北幹の幹囲1.98m、枝張りは東9m、西2.3m、南2.5m、北8.5m、樹高18mで樹形は良好、樹勢は旺盛です。

大明見山神社のモミ

おおあすみやまのかみしゃのもみ

種別:天然記念物
名称:おおあすみやまのかみしゃのもみ
指定年月日:平成6年6月29日
所在地:富士吉田市大明見3499
所有者:大明見山之神社

 杓子山登山道を左折し、細い参道を登った大明見山神社に立っています。本樹は、露出根張り6.75m、幹根境の周囲5.8m、目通り幹囲4.79m、枝張りは東6.3m、西11.3m、南10.6m、北9m、樹高30mで、幹には腐朽部分が認められず、樹勢は旺盛で、樹形も大変素晴しく、市内では最大級のモミの巨樹です。

小明見字海端子之神社のウワミズザクラ

こあすみあざうみばたねのかみしゃのうわみずざくら

種別:天然記念物
名称:こあすみあざうみばたねのかみしゃのうわみずざくら
指定年月日:平成6年6月29日
所在地:富士吉田市小明見5-3352
所有者:小明見子之神社

 明見湖(蓮池)の東側の子之神社の社殿に向かって、左側奥の斜面に立っている。根元の周囲2.32m、目通り幹囲2.11m、枝張り東西約8.2m、南北へ約1.2~2.6m、樹高は22m、樹勢は旺盛で、地上約4mより北方向へ傾斜し、枝を路上に広げている。幹の途中には数個の小さな空洞が認められる。

上暮地山神社のイタヤカエデ

かみくれちやまのかみしゃのいたやかえで

種別:天然記念物
名称:かみくれちやまのかみしゃのいたやかえで
指定年月日:平成6年6月29日
所在地:富士吉田市上暮地2114
所有者:上暮地山之神社

 天当山南麓の山神社の社殿左側奥の斜面に立つ。樹高24m、根元の周囲3.84m、目通り幹囲3.05m、枝張り東3.5m、西10m、南6m、北4.3mで、主幹はやや北西に傾き、地上8mくらいまでは枝が分岐せず直幹となっています。現在、県内で目通り幹囲が3m以上のイタヤカエデは、本樹以外確認されていません。

上暮地浅間神社のカヤ群

かみくれちせんげんじんじゃのかやぐん

種別:天然記念物
名称:かみくれちせんげんじんじゃのかやぐん
指定年月日:平成6年6月29日
所在地:富士吉田市上暮地6-11-3
所有者:上暮地浅間神社

 上暮地浅間神社の境内に植栽されています。カヤ群のなかで最大株は、根元の周囲3.51m、目通り幹囲3m、枝張り東4.9m、西5.1m、南6.6m、北6.2m、樹高19mで、樹勢は旺盛な雄株ですが、根元の東南側の一部が腐朽しています。市内では最大のカヤの巨樹で、その他のカヤも含め、38本が生育しています。

大明見の大ナシ

おおあすみのおおなし

種別:天然記念物
名称:おおあすみのおおなし
指定年月日:平成6年6月29日
所在地:富士吉田市大明見5-66
所有者:個人

 民家の庭に立っています。根元の周囲2.68m、目通り幹囲2.11m、枝張り東2.2m、西2.8m、南4.1m、北3.3m、樹高10mで、この木の幹は地上約2.5mより3幹に分岐しています。庭木であるため大枝を切断してありますが、小枝が多数萌芽して樹勢は旺盛です。目通り幹囲が2mを越える株は全国的にも少ないです。

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